普通のお茶と抹茶の違い
前項までで、お茶のいろいろな優れた効果を紹介してきました。さてここからが肝心ですが、抹茶は普通のお茶よりもこうした効果が更に高まるのです。
既に抹茶はスーパーフードとして認められ、海外でも抹茶の美容効果が注目されているそうです。もともとアメリカ・カナダのスーパーフードとしては、チアシード、アサイー、キヌアなどだったのですが、このところ和のスーパーフードの「抹茶」が人気なのだそうです。
日本でさえ、ちょっと前まで、「抹茶といえば茶道」というイメージの方が強かったと思います。日本人でありながら、縁が薄かった人も多かったでしょう。しかし、抹茶には肥満予防に効果がある成分が豊富ということでも注目されるようになってきたのです。
まずカテキンが脂肪を効率よく燃焼させ、糖の吸収を抑えます。次にタンニンがこれも脂肪吸収を抑制、分解する働きをします。カフェインも脂肪燃焼、特に内臓脂肪の燃焼を促進します。そして葉緑素が不要なコレステロールを排出促進します。
ダイエット効果に優れると言われれば、確かに注目を集めるでしょう。１日3杯で約６ｇの抹茶となるのですが、これを飲むだけで効果があるとされています。効果を高めようとすれば、トレーニング前や、１日の活動前に飲めばいいでしょう。
このように特に抹茶が注目される理由は、茶葉の栄養を殆ど取り入れることができるからです。普通の緑茶は茶葉を捨ててしまいます。つまり水に溶けやすい成分だけしか摂取することができないのです。本来、カラダにイイ成分の６～７割を捨ててしまうのは確かにもったいない話です。抹茶は更に注目されるかもしれませんね。